平成18年6月4日(日) 午後2時開演

毎月恒例の中日寄席。ここのところ、本当に多くのお客様に来ていただけてます。
心より感謝してもまだし足らないほどです。酒忠寄席の主催者様にも来ていただけました!
今月は3人・4席の落語会となりました。

「つる」 浪漫亭砂九
「マキシム・ド・ゼンザイ」 竜宮亭無眠
「寿限無」 お好味家喜楽
「青菜」 浪漫亭砂九
開演前からビッシリのお立ち見のお客様。
ご迷惑をおかけします。
開口一番は砂九の「つる」
彼曰く、「困った時のつる」と言うそうです。
他にも「困った時の延陽伯」「困った時の
くっしゃみ講釈」「困った時の看板の一」
・・・なんだ、いつも困ってるのか・・・・・

2番手は無眠の「マキシム・ド・ゼンザイ」
このネタは落語作家である「小佐田定雄」さんの
作品です。「ぜんざい公社」という噺がありますが、
「公社」という言葉がどんどん少なくなってきて
いる今、現代にもわかりやすくと、小佐田さんが
作られたそうですが、内容は「ぜんざい公社」とは
全くの別物となっています。
「餅屋問答」???違います。「だいたいの目安は
お給料の3ヶ月分!」・・・3を手で示して
います。変な示し方・・・・・

3番手は喜楽の「寿限無」です。
実は別の噺をするつもりだったのですが、
会場に子どもさんを見つけ、急遽、「寿限無」に
変更。この柔軟なところが落語のいいところ?
「寿限無」は時間のわりに意外と体力がいるネタ。
喜楽さ〜〜〜ん、息、上がってませんか???

自分の高座が終わった喜楽と、途中から応援に
かけつけてくれたかね平が砂九の舞台を
見守る・・・お手伝い、ありがとう!!!
こちらの方は、「可児(かに)無眠落語の会」という
落語教室の生徒さんの長坂亭福寿(ちょうはんてい
ふくじゅ)」さん。わざわざお手伝いに来てくれました。
ありがとうございました!!!
ちなみに教室の名前は私(無眠)がいない間に
決まってました・・・あたしゃ「勘弁してくれ」とは
言ったのですが・・・・・・・・・

トリは砂九の「青菜」。季節ですねぇ。
「植木屋はん、あんた、柳蔭飲んでか」
「柳蔭」とは焼酎を加えた本みりんの一種で、
甘い口当たりの中にも、しっかりお酒としての
味わいを感じさせる不思議な飲み物・・・だそうです。
この人、この一日半(土曜の午前中は仕事)で
5席目です。こういう人の事を我々は専門用語で
「あんぽんたん」と呼んでいます。


次回は7月2日(日)午後2時開演です