平成18年5月21日(日) 午後2時開演


であい寄席?なんだ?その落語会は・・・こう思われた方も少なくないでしょう。
メンバーさえもほとんど知らない落語会。それもそのはず、数多くある「砂九勉強会」の
内の一つだからです。今回、無眠が出演したこと(=つまり、デジカメがある(笑))と、
スタッフの方がとってもいい写真を多数撮ってくれたこと、それにぜひとも紹介したいシチュエーション
であることから、今回レポートすることにいたしました(・・・って、未だにレポートされてない落語会が
魅力がないってわけではないんです!!!紹介したい落語会もいっぱいあるんですが・・・
まぁ、なんですね、作成者の気まぐれですか(笑))
いずれにせよ、砂九勉強会の落語会も楽語の会のその他のメンバーが出演する事が
あれば、どんどん紹介していきますね!!!

「子ほめ」 浪漫亭砂九
「片棒」 竜宮亭無眠
仲入り
「マキシム・ド・ゼンザイ」 竜宮亭無眠
「寝床」 浪漫亭砂九
(敬称略)
場所は津島にある甘味処「であい」さんです。
ここは津島でも有名で、よく新聞などでも
取り上げられます。と言うのも、ご亭主がなんと
来年に米寿を迎えられるんですが、もっとすごい
のは80歳を過ぎてからこの店を始めたのだそうです!
お元気だからお店を始められたのでしょうか。お店を
始めたからお元気なのでしょうか。とてもとても
90に近いとは思えないご亭主でした。もちろん
奥様も現役バリバリ!お2人で仲良く経営されてます。
スタッフによる演者の紹介からのスタートです。
お客席はぎっしり!新聞にも告知が載ったとかで、
楽語の会のご常連様もちらほら・・・

トップバッターは砂九の「子ほめ」です。
まるで見台と座布団を型取ったのではないかと
いう大きさの舞台。ですが落語には充分!
スタッフの皆様の力作です!
お客様を落語ワールドに引きずり込み、のせていく・・・
事が落語を演じる者の役目と思われているでしょうが
ここの会は違います。演者がお客様にのせられていく!
最初からバンバン笑ってくださるので、演じる方も
最初っからヒートアップ!

仲トリは無眠の「片棒」です。
舞台をぐるりと取り囲むようにして吊られている
紅白の幕。舞台にはどこから上がるか、わかりますか?
幕の下をくぐって出るのです(笑)
そのあたりがまた、手作り寄席のいいところ♪
「片棒」は無眠の持ちネタの中でも異色のネタ。
と言いますのも、数少ないしゃべくりネタ。トントントンと
テンポ良く話を進めていくのが肝心。しかしながら
何を言っているのかわからないのでは困ります。
その辺の微妙なところが難しいネタですね。

であい寄席では初めての仲入り休憩を挟んで、
またまた無眠の登場です。ネタは「マキシム・ド・ゼンザイ」。
ネタを良くご存知の方は「え?」と思われるでしょう。
特にオチを知っておられる方は。
まだ聞いたことのない方のために、オチは伏せておきますが、
一言で言えば店にケンカを売るようなネタです(笑)。
甘味処と聞いて、一番最初に浮かんだネタが
これだったんですね〜。
ケンカを売るどころか、かえって功を奏して
とってもよく笑っていただけました!
写真は最中(もなか)を食べる最中(さいちゅう)。
もっといい写真もいっぱいあったのですが・・・
なんか、載せたくなって・・・

トリは砂九の「寝床」です。
別名を「素人浄瑠璃」とも言い、誰かに浄瑠璃を
聞いてもらいたい大店(おおだな)の旦那が
ウズウズ・・・あれ?それって私たちのこと?
ま、いっか(笑) 長くて難しいネタなので、
お客様に喜んでいただけるには、力量と
いい落語会の空気が必要となりますが、
既に両方ともクリアしているこの日も
お客さんにはとても満足していただけました!
ええ歳こいて、この格好で泣くのは
落語家だけでしょうかね〜・・・・
もうオチ寸前の、定吉が泣いているシーンです♪

ご主人夫妻です。本当にお元気で
まさか90近いなんて、誰が思うでしょう!
新聞を見てこられたお客様にも「ご主人はどこですか?」
「私です」「いやいや、88歳のご主人の事ですよ」
「だから私です」「・・・・・」なんて事をよく言われるそうです!
「100歳までがんばる!」とおっしゃってるので、
落語会はあと48回開催予定!?
100歳越えてもがんばれそうなご夫妻でした!

次回は9月17日(日)午後2時開演です
※この落語会についてはご予約が必要です。
「楽語の会」では受付けておりませんので
お手数ですが、HP「浪漫亭砂九出現!!」から掲示板への
書き込み又はメールでのお申し込みでお願いします。