平成18年3月26日(日) 午後2時開演
岡崎・萬徳寺 本堂

初めての3月の公演となりました萬徳寺寄席。20回目という
キリのいい回であるにもかかわらず特別イベントは何もなし(笑)
それもそのはず、実は萬徳寺さんでやらせていただくのは
これで24回目になるのです(詳細はここを見てね
もう12年目にもなる老舗の萬徳寺寄席は前回に引き続き、
スペシャルゲストをお招きしての落語会となりました!
最近、楽語の会はゲストづいてますね〜。いやもう、楽しくって♪

「やかん」 道落亭かね平
「宿替え」  浪漫亭砂九
「宗論」 三葉亭冷奴
 (特別ゲスト)
仲入り
「冷蔵庫哀詩」 竜宮亭無眠
「抜け雀」 川の家河太朗


 ※フラッシュを使用せずに撮影しましたので、画質はかなり荒くなっております。ご了承ください。

空席がチラホラ見えるものの、
多くのお客様に集まっていただきました。
これだけお客様が埋まるといい雰囲気になる
んですよね〜。今回は後のフスマに提灯を
ぶら下げてみました♪ちょっとは雰囲気の足し
になったでしょうか???
開口一番はかね平の「やかん」です。
別名を「浮世根問」ともいうこのネタは
典型的な根問モノです。「根問(ねどい)」とは
「根掘り葉掘り聞く」という意味で、
もともとは上方言葉だったようです。


2番手は砂九の「宿替え」です。
「宿替え」とは字の如く引越しのことですね。
引越し業者がある現代と違って、
昔の引越しは大変だったようですね。
壁に釘を打ち付けるご亭主。ここが
男の腕の見せ所と思いきや・・・


よっ!待ってました!
スペシャルゲストは全国社会人落語競演会
(国民文化祭)にも何度も出演されている
三葉亭冷奴(さんようてい ひややっこ)さんです!
岡崎に近い日進市というところにお住まいだった
ということもあり萬徳寺寄席にご出演願ったのですが
この辺は南北の交通機関が未発達なため、
結局名古屋周りでこられたため、かえって遠回りに・・・
冷奴さん、ごめんなさいm(__)m
ネタはお得意の「宗論」です。
いいですねぇ。このなんとも言えない口調が。
一度聞くと深く印象に残る、粋な江戸落語ですね。
楽語の会ではもう大大大ベテランになる
河太朗よりもさらに先輩というのは
見た目からはわかりませんね〜。
お若いっ!!!


仲入りがすみますと、今度はうってかわって
上方の新作落語、無眠の「冷蔵庫哀詩」です。
桂小春団冶師匠作の新作は評判がいいですね!
このネタでも本当によく笑ってもらっています。


大トリは冷奴さんに負けじ!と
河太朗の「抜け雀」です。
絵描きの名人さんが出てきますが、
名工が出てくる落語はたくさんありますね。
「竹の水仙」「ねずみ」にこの「抜け雀」。
どれもこれも聴き応えのあるネタです。
「抜け雀」は楽語の会としても
初めてのネタ。いいですね!このネタ!

近所の居酒屋さんで、時間も忘れて大盛り上がりの打ち上げです!
価値観に共通点のある者同士の酒の席は本当に楽しいですね!
冷奴さん、本当にご出演ありがとうございました!
またぜひ、その素敵な笑顔を見せに来て下さい!!!


次回は9月24日(日)午後2時開演です