平成19年1月6日(土) 午後6時開演


浪漫亭砂九と喫茶「ぱんとまいむ」のマスターが作り育ててきた「ぱんとまいむ寄席」
砂九の急逝により、残念ながら12月は取りやめとなってしまったのは残念であり、
また、事情を知らないお客様にはご迷惑をおかけしました。
マスターと色々とお話をさせていただいた結果、砂九のやり方・目指す物とは違うかもしれないが、
私たち「楽語の会」で引き継がせていただく事となりました。
生まれ変わった新生「ぱんとまいむ寄席」を今後ともどうぞよろしくお願いします。

「浪漫亭砂九を偲ぶ〜砂九の半生」 竜宮亭無眠
「はてなの茶碗」 川の家河太朗
仲入り
「権助魚」 道落亭かね平
「不動坊」 竜宮亭無眠

12月にはお休みをいただいたにも関わらず、
びっしり満席の会場!砂九の遺産は至る所に
点在しています。このぱんとまいむ寄席に出演
されたこともある「関大亭茂八(藤本遊丸)」さんも
なんと、わざわざ大阪から駆けつけてくれました!
開口一番はやっぱりこの人、無眠です。
ご挨拶を兼ねた高座です。
何のネタをするのかと思いきや、高座の後から
ゴソゴソと怪しげなものを持ち出してきての漫談。
名づけて「浪漫亭砂九を偲ぶ〜砂九の半生」
内容は・・・残念ながら来ていただけたお客様だけ
のお楽しみ!「ぱんとまいむ寄席」だからこそ
できたお話でした。私たちもびっくりするぐらい、
とても喜んでいただけました!お客様もきっと、
笑顔でありたいんですよね。

引き続きましては、河太朗の一席。今回の河太朗・
かね平・無眠という組み合わせは、この3人に砂九を
加えた4人で12月の公演予定のメンバーでした。
仕事の都合で出演が危ぶまれたメンバーも
いましたが、無事に開演できました!
ネタは「はてなの茶碗」です。江戸落語では
「茶金」と言いますね。「ギャラリーフェイク」という
有名な漫画の題材にもなったことのあるこのネタ、
本当に味わい深いものがあります。

この写真はかね平が叱られているところ???・・・
いえいえ、顔の前に垂れ下がっていたもち花しだれを
マスターの奥様が移動してくださっているところです。
河太朗や無眠はなんともなかったのですが・・・
まぁ、かね平の座高の高さと顔の大きさが災いした
だけなんでしょう。ご迷惑をおかけしました。
こんなトラブルもまた生高座の楽しみ???
ネタは「権助魚」。中入り休憩を挟んでからの高座です。
かね平にぴったりのこのネタ、かね平のキャラクターが
権助をヒートアップさせます。
かね平なら、演技しなくてもそのままでよい?

トリは無眠の「不動坊」です。
季節ですね〜。ハメモノ(落語の途中に
効果音として入るお囃子)もジャンジャン
入って、にぎやかな高座となりました。
無眠渾身の一席は、最後までお客様に大いに笑って
いただきました。最初から最後まで爆笑の落語会に
マスターご夫妻も出演者もご満悦。さて・・・こんなに
受けたんでは、次からが大変だぁ(笑)


次回は2月3日(土)午後6時開演です
出演予定は栄歌・無眠の2人です