平成20年1月5日(土) 午後6時開演


今年の楽語の会はこの寄席からです。昨年1月に再スタートして丸一年。
今年も12回、フルに開催いたしますっ!
初笑いという事も手伝ってか、37名のお客様にお集まりくださいました。
キャパから見るとこれぐらいの人数がちょうどいいようですね。
ほぼ満席です!

「狸さい」 竜宮亭無眠
「けんげしゃ茶屋」 川の家河太朗
仲入り
「松竹梅」 槍田家志ょ朝
「替り目」 竜宮亭無眠

開口一番は無眠の「狸さい」。
後で調べてみたら、砂九さんの他に寝床の会の
「切磋亭琢磨」さんもこのぱんとまいむで演じておられました。
これは「ばくち」の話です。ばくち打ちのところに
恩返しにやってきた子狸が、賽にばけてばくちの手助けをします。
さて、どうなることやら・・・
新年早々、ばくちの話もありませんが(笑)

今日の目玉はこの話!
レア度一級(?)の 「けんげしゃ茶屋」です。
アマチュアではもちろん、プロでも
桂米朝師匠以外では耳にした事がありません。
「けんげしゃ」とは験担ぎ(げんかつぎ)の事。
いたずら好きの旦さんが、縁起などをとても気にする
芸者親子の前で、正月早々、縁起でもないことばかりを
立て並べ、嫌な顔をするのを楽しみに
一杯やるという、とんでもない趣向を考え出します。
こういったいたずら好き
の旦さんは、上方落語にはよく登場します。

この頃の志ょ朝は、本当にがんばってます。
持ちネタもとても豊富になってきました。
新作に古典、大ネタに小ネタ。ネタの幅が広いと、色んなシーンに
対応できるところがいいですね。
ネタは「松竹梅」。おおっ!こりゃ、正月らしい
おめでたいネタだ!と思いきや、そううまくいかない所が落語。
なにせ、「オチ」がついてしまうんですから、
仕方のないところですね。

今年の初トリは無眠の「替り目」
やっぱり正月には酒ネタは一つ欲しいところで、酒ネタの多さを
誇る無眠の独擅場です。
ネタはポピュラーな替り目ですが、たいていは
途中で切ってしまいますが、今夜の替り目はフルコース。
何度もこのネタを耳にされているお客さんにも
楽しんでいただけましたでしょうか?


次回は2月2日(土)午後6時開演です
出演予定は喜楽・無眠の予定です。