平成17年8月21日(日) 午後2時開演


喜楽のお膝元、安城での定期公演は、安城市中央図書館のすぐ脇の
昭林公民館のホールで行われます。
開場直前にはものずごい雷雨に見舞われたにも関わらず、76名の
お客様にお越しいただきました!ありがとうございました!

今回の昭林寄席は、怪談特集です。

「壺幽霊」 竜宮亭無眠
「蛇含草」 浪漫亭砂九
「三年目」 お好味家喜楽
仲入り
「岸柳島」 槍田家志ょ朝
「仔猫」 川の家河太郎
高座の準備をする喜楽と河太朗。
扇形のホールになっているのがおわかりでしょうか?
開演直前の様子です。
お客様を誘導して、真中の方に座っていただきましたので、
とてもいい雰囲気になりました。
開口一番は無眠の「壺幽霊」
怪談噺の第一弾です。
と言っても、ちっとも怖い噺ではありません。
幽霊を詰めたという壺があちらこちらへ。
噂が噂を呼び、町内は大騒ぎに!

二番手は砂九の「蛇含草」
怪談噺ではありませんが、季節感たっぷりの噺
砂九がこの噺をやる時は、オチのために
羽織を最後まで脱ぎません。
「もう、暑くて暑くて・・・」とは砂九の弁(笑)


仲トリはご当地、喜楽の登場です。
地元だけに、喜楽をお目当てにご来場されている
お客様も少なくありません。
それだけに、大ネタや難しいネタが多くなります。
今回は幽霊物に初チャレンジの「三年目」です。
撮影を失敗したのではありません。
終盤の、おかみさん(前妻)の幽霊が
出てくるところで照明を暗くしました。
スポットライトがあると、もっとよかったですね!


仲入り後は、志ょ朝の「岸柳島」です。
マクラからお客さんもどんどんほぐれていきます。
怪談ものではありませんが、舟が出てきたり、
水の中にドボン!と飛び込むシーンが出てきたりと、
季節のお噺です。


さぁ、出てまいりました!本日のトリは河太朗。
満を持しての「仔猫」。もちろん怪談ものです。
いわゆる怪談噺ではありませんが、
怪談めいた話が随所に出てきます。
「ヒ〜、ヒ〜、ヒ〜、ヒ〜」「うわぁ!」
という大きな声に、我に返ったお客席から
大きなざわめきや笑い声が!
ソデで聞いてる私たちも、してやったりの満足感!


打ち上げは近くの喫茶店で。
喜楽の奥様や、くろぅばぁ夫妻、そしてお手伝い
くださった安笑落語会のメンバーも加わって、
賑やかにワイワイです!
アンケートを読んで神妙な顔つきの河太朗と無眠。
何が書いてあったのでしょう???


次回は平成18年2月26日(日)午後2時開演です