平成17年10月8日(土)
午前の部:11時〜
午後の部:2時30分〜

岐阜県美濃加茂市にある「日本昭和村」の芝居小屋「昭和座」での公演です。
「日本昭和村」は里山の豊かな自然、昔なつかしい自然、活気あふれる街が
一箇所にギュッ!と凝縮されたような、そんなテーマパークです。
今回は残念なことに雨の中の公演となりました。

午前の部
「転宅」   道落亭かね平
「転失気」 丸芳楼宇ん鵲
「旅行日記」 槍田家志ょ朝
「まめだ」 竜宮亭無眠
午後の部
「マキシム・ド・ゼンザイ」 竜宮亭無眠
「夢八」 槍田家志ょ朝
「宗論」 道落亭かね平
「辰巳の辻占」 丸芳楼宇ん鵲
雨煙る昭和村・・・というのも中々風情があって
いいもの??? 意外とお客様は来られてました。
さすがに雨の日の屋外型テーマパークでは
お客様は少ないように見えますが・・・
これでも20〜30人ぐらいの方がいらっしゃるんですよ。
芝居小屋としては小ぶりの昭和座でも、
客席が広いので、少なく見えるんですね。

開口一番はかね平「転宅」です。
泥棒が、入り込んだ家でそこにあった物を
飲み食いするところです。このあたりに、
既にこの泥棒の小心なところが現れてる
のかもしれませんね。
2番手は宇ん鵲「転失気」です。
知ったかぶりをするお寺の住職。
ここらが腕の見せ処???

宇ん鵲の高座を、舞台のソデでそっと聴くかね平。
板間で正座したら、足が痛いで!
3番手は志ょ朝「旅行日記」です。
「コケッ!」「ブヒッ!」 鶏や豚の鳴き声が
妙に可笑しいこの噺。わかりやすい噺なので
子供さんにも大受けです。

午前の部のトリは無眠「まめだ」です。
これは古典のようにも思えますが、実は
三田純市氏の作品です。
東西を通じてなぜか少ない秋の噺の中で、
代表的な噺になってます。
午前の部が無事終わり、ホッと一息!昼飯タイム!
笑顔の中にも、頭の中では午後の部の事が???

こちらの二人はなぁんにも考えてないようで・・・  「玉緒の家」(昭和村村長の中村玉緒さんの
グッズ販売の店)の裏で、そっとネタをくるかね平。
油断すると写しますぞ・・・フフフ

午後の部の開演です。雨が益々ひどくなり、
昭和村の方も「開演を早くしましょうか?」と
心配してくださるような状態。園内にお客さんは
パラパラ・・・2時を過ぎてもお客さんはゼロ・・・
ところが・・・開演前には満席に!
皆さん、待っててくださったんですね〜!
無眠の「マキシム・ド・ゼンザイ」です。
まずは新作でご機嫌を伺います!
志ょ朝は「夢八」です。この噺はなんといっても
仕草が楽しい!「名古屋お笑い向上委員会」で
無眠が演じた時にも書きましたが、この後の
手拭いの使い方がなんとも独特の噺。
どんな使い方かは・・・高座を見てのお楽しみ!

3番手はかね平「宗論」です。
宗論はどちらが負けても釈迦の恥・・・
宗旨の違う親子の激論が展開されます!
トリは宇ん鵲「辰巳の辻占」
「辻占(つじうら)」というのはおみくじのようなもの。
巻き煎餅風になっていまして、むいて煎餅を食べながら
読むというものです。吉原の花魁との仲を占う
若旦那の恋や如何に!30分の熱演でした!

終演後、脱力感いっぱいの二人・・・
午前・午後と、丸一日あると、高座の時間に
関わらず、終わるとクタァ〜〜〜・・・歳のせい?
日本昭和村 名物コーナー!!! パフパフッ!
前回は「里山の湯」という温泉を紹介いたしましたが、
今回はどら焼きです。ゲートの横にあるお店で何気なく
買った「こだわりどら焼き」がとっても上手い!
こんなどら焼きは食べたことがない!
めちゃくちゃお勧めします!1個110円。
昭和村の外側にありますので、入園しなくても
買えます。お近くまでお寄りの際はぜひお試しを!


次回は平成18年1月9日(祝)
午前11時/午後2時30開演です
※開演時間は変更になる場合がございます。当日の園内での案内をご参照ください。
決まり次第、「スケジュール」にも記載する予定です。