平成18年6月10日(土) 午後4時開演



高山の名代手打ちそば「寿美久」さんでの初の落語会で、寿美久さん自慢のざるぞば付き1,500円です。
上のチラシは主催者の原田さんがデザイン・作成されたもの(クリックすると大きく表示されますよ)。
気合が伝わってきますね〜。私たちも負けじ!と気合を入れて臨みました。

「がまの油」 竜宮亭無眠
「持参金 川の家河太朗
仲入り
「風うどん」 浪漫亭砂九
「ねずみ」 竜宮亭無眠
(敬称略)
これが寿美久さんの外観です。
何の変哲もないおそば屋さんのようですが・・・
ガイドブックにも掲載されている、観光客ご用達の
お店!高山に行かれた方はぜひお立ちより下さい!
「楽語の会のHPを見た」とおっしゃっていただけると、
もれなく「あぁ、そうですか」と言っていただけます!
お店の前にある緑色のバイクはなんと、
ご店主自らペイントされた唐草模様のバイクです!
こちらから大きな写真が見れますよ。
唐草模様といえば・・・名古屋市内にも
有名な唐草ファンの方がいらっしゃいますね。
時々、唐草模様のシルビアを見かける事があります。
・・・っとっと、余談が多くなってしまいました。
店内はこんな感じです。今回は限定30名ということ
でしたが、なんとチケットは10日あまりで完売
したそうです!どこでも「落語を見たい!」
「生の落語を体験してみたい!」という方は
いらっしゃるんですね〜。ありがたや〜〜〜

さぁ、客席もぎっしりと詰まったところで
いよいよ開演です!
今回は、公演中に舞台ソデから出られないため、
カメラの自動撮影機能を使って撮影してみました。
3分に一枚撮るように設定してみたのですが
意外といい写真が撮れてました。
世の中便利になったもんですね!
開口一番は無眠の「がまの油」
初めて落語を聴かれる方も少なくなかったので
まずは試運転といったところでしょうか。
「落語って、こんな感じでっせ〜」という物を
体験していただいた・・・と思うのですが
いかがなもんだったでしょうか。

2番手は仲トリで河太朗お得意の「持参金」です。 決して派手なネタではありませんが、ストーリー性に
落語的面白さがこめられた一席ですね。
最初は全然違う話が同時に進んでるだけかと
思っていると、最後にそれがピタッとはまるような、
そんな落語です。

自動撮影だったのですが、お茶子さん(高座返しとも
言います)の写真が一枚だけ撮れてました!
ドンピシャのタイミングですね!
カメラくん、ご苦労さん!
やっぱりお茶子を女性にやっていただくと
落語会に華が添えられます。
高山では毎回毎回、お茶子さんを
ご用意していただいてます!
しかも別嬪さんばっか♪

休憩の後は砂九の「風うどん(夏バージョン)」
夏バージョン?はぁ?なんだそれ?と思ってますと
いきなり「やっぱり・・・夏には・・・うどんは売れんなぁ」
・・・それでどうやって話を進めるねん!
上方落語にはそばネタがないので、せめて
麺類の出てくるネタを一つだけでもと、
選んだこのネタ、砂九苦心の脚色です。
まぁ身内がこんなことを言うのもなんなのですが、
このネタがこんなにはまるとは思わなかった!
客席からドカン!ドカン!と笑い声が聞こえるたびに
舞台ソデの河太朗と無眠は「えぇ〜?なんでやねん?」
と、ちょっぴり「ひがみ」の声が・・・

「せっかく高山でやるのだから・・・」と、
トリの無眠は「ねずみ」を引っさげての登場です。
高山が輩出した稀代の名人、左甚五郎の話です。
左甚五郎が出てくる噺は他には「竹の水仙」
「三井の大黒」などがありますね〜。
江戸落語では仙台が舞台のこの噺、
上方落語では岡山が舞台となります。
人情噺ではありませんが、ジン・・・とくるシーンも
あったりする「ちょっといい話」。もちろん落とし噺
なので、笑いも豊富です。
今回は非常にバラエティに富んだ内容となりました。

落語会が終わると、お待ちかね!ざるぞばタイムです。
もちろん、出演者も一緒になって、落語談義に花を咲かせ
ながらざるそばに舌鼓・・・たまりませんねぇ!
あれ?砂九がおらへんがな・・・と思ったら・・・
お茶子を務めてくださった高山美人の横に
しっかりと陣取っていました!
隠れてて見えませんが、ここです!ここ!!!

寿美久自慢の絵馬をバックに、
主催者の原田さん(後方左)と
寿美久のご亭主夫妻、
それに演者での記念撮影!

次回はぜひ10月頃に!とのお話ですが、
その前に7月22日の商店街寄席も
よろしくお願いします!
(こちらはご予約は不要です)