平成17年8月20日(土) 午後11時〜午前1時
平成17年8月21日(日) 午前11時〜午後1時
藤が丘・WEST DARTS CLUB
その名も『挑戦者達の24』。フォー24アワーズオブチャレンジャーズ!
なんと24時間以上連続で作品が上演され続ける、前代未聞のスペシャル・ゴージャス・エスペラント企画。
ジャンルは、演奏、歌唱、お笑い、落語、映画、アート、一芸、etc 更には演劇やオークションまで。
総勢50名以上のキャスト・スタッフで皆様に贈る、夏の祭典『挑戦者の24』。
私たちも「名古屋お笑い向上委員会」として2回公演 計4時間 参加いたしました。
ミッドナイト落語 『夏の夜限定 怪談噺を聞く会』 |
|
「看板の一」 | 浪漫亭砂九 |
「真景累ヶ淵 〜宗悦殺し〜」 | 竜宮亭無眠 |
仲入り | |
「悋気の火の玉」 | 笑皆亭吉笑 |
「死神」 | 浪漫亭砂九 |
アフタヌーン落語 『若手落語会 新作から古典まで落語を楽しむ会』 |
|
「生徒の作文」 | 笑皆亭吉笑 |
「子ほめ」 | 六番町うなぎ |
「池田屋騒動」 | 若鯱亭夢輔 |
仲入り | |
「強情灸」 | 道落亭かね平 |
「おげれつ指南」 | 若井家かもめ |
「みどりの窓口」 | 若鯱亭笑天 |
ミッドナイト落語
『夏の夜限定 怪談噺を聞く会』
真っ暗な中でおどけて見せるかね平。 実は彼は、座布団やもうせん、ラジカセなどを 持ってきてくれたのです。ご苦労様! 途中までですがうなぎも会場に現れました。 |
開口一番は砂九。 普段の落語会とは全く雰囲気の異なる中で、 何をするのかな〜と見ておりましたが、 彼の選んだネタは「看板の一」でした。 |
じっくりと選んだだけあって、 要所要所で受けています。 ネタ選びがいいネ! |
砂九の舞台を見つめる無眠。渋っ!・・・ と言いたいところですが、頭の中はすでに 自分のネタでいっぱいで・・・ ってか、誰や!こんな写真を撮ったんは! かねさんかな? |
このネタ専用に用意した出囃子(小唄「年の瀬や」)に のって出てまいりました無眠は珍しく袴での登場です。 ネタは正真正銘の怪談、「真景累ヶ淵」 (しんけいかさねがふち)の中から「宗悦殺し」です。 |
普段の落語とは違う雰囲気に、 「いったい、どういう物なんだろう」と食い入るように 聞き入る2階席のお客様。 |
これは1階席のお客様の様子です。 ちなみにスポットライトのために、舞台からは 2階席のお客様のお顔は全く見えてません。 かろうじて1階席のお客様のお顔だけがボンヤリと 見えるだけです。 |
宗悦の幽霊が出るシーンでは、青いスポットだけ。 暗闇の中に浮かび上がる表情に、雰囲気も頂点へ! 仲入りになっても、しばらくは気持ち悪いぐらいに 会場がシーンとしていたのが印象的でした。 良かったのかな?悪かったのかな? |
仲入り後は雰囲気もガラリと変わって、 吉笑の登場です。吉笑も怪談もの (怪談がかった落とし噺)に挑戦! |
ネタは「悋気の火の玉」 砂九や無眠と違った、江戸弁の落語が とてもアクセントになってました。 |
ミッドナイト寄席もいよいよ終演。 トリは砂九の「死神」 この頃は、既に夜中の0時を回っています。 |
「死神」も本来は落とし噺ですが、 会場の雰囲気に飲んでか飲まれてか、 鬼気迫る死神はイベントにぴったりの演出でした。 |
アフタヌーン落語
『若手落語会 新作から古典まで落語を楽しむ会』
開口一番は吉笑「生徒の作文」 | 新作で非常に短い噺ですが、楽しい噺です。 始まったばかりで緊張感のある雰囲気をほぐしました。 |
2番手は、うなぎ「子ほめ」 | 2回目の高座で、いい感じになってきています。 今日のマクラは楽屋では大受けでした. |
中トリは夢輔「池田屋騒動」 | 様子が非常にいいですねぇ。マクラから最後まで、 お客さんが夢輔ワールドに引き込まれていました。 |
中入り後はかもめ「おげれつ指南」 | 中島らもさんの作品ですが、かもめ風に見事に アレンジされています。お客さまにも大うけです。 (私たちにも大うけでした). |
5番手はかね平「強情灸」 | いつも通りの楽しいマクラで始まり、本題へ。 表情がいつもながら良いですねぇ。 |
トリは笑天「みどりの窓口」 | 立川志の輔さんの作品です。 お昼にふさわしい(?)マクラから本題へ。 みどりの窓口で起こっている様子が おもしろく描かれています。 |
今回は24時間イベントでの会で、普段はなかなか構成できない
プログラムとなり、演者としても楽しい会となりました。
来年もこのイベントがあれば参加したいと思っています。
会場の雰囲気が良いので、お笑い向上委員会番外編で、
また、このような会ができればと考えております。
ご協力いただきましたスタッフの皆様、来て下さいましたお客様、
本当にありがとうございました。