平成18年4月9日(日) 午後1時30分開演
於 神戸市北区:高松寺本堂


「楽語の会 関西本部」の定例としてすっかり定着した感のある
「やる気とこん気の会 神戸北町編」の第9回です。
年に2回の公演なので、既に5年目になるんですね〜。
ちなみに「やる気とこん気の会」という公演の名称は、関西本部で約20年も
使っている名称。演者の「やる気」とお客様の「こん気」から命名されてます(笑)

「犬の目」 虎谷八語楼
「おごろもち盗人」 万家遊笑
「天神山」 竜宮亭無眠
仲入り
「法話」 谷川弘顕
「禁酒関所」 天聖亭おこめ
「次の御用日」 新宮亭当り目


※フラッシュを使用せずに撮影しましたので、画質はかなり荒くなっております。ご了承ください。

高松寺の外観です。とても現代ちっくな建物ですね〜。
実は八語楼の家だったりもするのです。
周辺は閑静な住宅街・・・という感じがしますが、
実は真向かいに大型ホームセンターがあり、
とても賑やかな街です。
提灯がぐっと雰囲気を・・・盛り上げてるかな?
取り付けるのにかなりの苦労を要しました。

本格的なポスター。お客様でもある印刷屋さんが
いつもご好意で作ってくださいます。
ちなみに絵のモデルとなったのは
当り目でも無眠でもありません・・・念のため・・・
本堂兼多目的ホールが会場です。
仏様は白幕でしばしお目隠し(笑)
会場はほぼ満席。
なんと山形からのお客様もいらっしゃいました。

開口一番は八語楼の「犬の目」です。 低音がしぶ〜〜〜い八語楼クン。
このお話は医者が主役ですが、
その医者の雰囲気は重低音の声の
おかげで、とても個性のあるお医者様に!

2番手は遊笑の「おごろもち盗人」です。 「おごろもち」とは、大阪弁で「もぐら」のこと。
江戸落語ではこのお話をそのままずばり「もぐら泥」と
言います。もぐらの泥棒?この仕草は???
その謎はまだ聞いたことのない人のために
内緒にしておきます(笑)

仲トリは無眠の「天神山」です。 場面がころころ変わるし、幽霊は出てくるし
狐は出てくるし、ハメモノはあるしで、
かな〜り賑やかなネタです。
花見の頃のお話とあって、季節感もぴったり。

休憩後は谷川弘顕住職による「法話」です。
谷川弘顕住職は八語楼の実父でもあります。
ご尊顔も性格もあまり似ていないという噂も・・・
ゴホッゴホッ!!
お住職の法話というのは、決して派手ではないのですが
なぜか、いつのまにやら引き込まれてしまいます。
このあたりの呼吸は私たちも大いに勉強になりますね〜。

5番手はおこめさんの「禁酒関所」です。 天聖亭(てんしょうてい)おこめさんは
今までにも何度かご出演いただいてます。
お得意中のお得意ネタである「禁酒関所」は
さらにパワーアップしてました!

食い入るように舞台を見つめている八語楼と
ちっとも聞いていない無眠・・・・
この写真を撮ったカメラマンも
聞いてまへんってことになりまんなぁ(笑)
舞台そでの一コマ。奥の赤いハッピを着ているのが
当り目で、手前の青いハッピを着ているのが
「なぎさの会」の渚家金太さん。
今回の出囃子・ハメモノはほとんど金太さんが
やってくれました。謝謝!!

トリは当り目の「次の御用日」です。 聞けば聞くほど不思議なネタ。
前半はとても風情のある話なんですが・・・
後半はこれほどバカバカしい話も
そうは無い!というぐらい、上方らしい一席です。


次回は12月17日(日)午後1時30分開演です