平成18年4月16日(日) 午後2時開演


名古屋一の繁華街、栄のど真中にあります朝日神社での「やせがえるの会」も
お蔭様で定着してまいりました。交通の便としては最高ですので、
皆様もどうぞ遊びに来て下さいね!
今回もたっぷり5席の落語をお楽しみいただきました!

「堀の内」 丸芳楼宇ん鵲
「冷蔵庫哀詩」 竜宮亭無眠
「岸柳島」 槍田家志ょ朝
仲入り
「禁酒番屋」 笑皆亭吉笑
「死神」 浪漫亭砂九


※フラッシュを使用せずに撮影しましたので、画質はかなり荒くなっております。ご了承ください。

今回もびっしり!また途中で椅子が足りなく
なってしまいました。60名を越すお客様に来ていただけ
ました!いい落語会になるかどうかはお客様の
人数ではないんですよね。キャパに応じた割合とでも
申しましょうか。これだけ入っていただけると、
本当に楽しい会になりやすいです!
「やせがえるの会」初登場の宇ん鵲。
昭和村や中日寄席などで何度かレポートには
登場してますが、「やせがえるの会」では初めてになり
ます。「丸芳楼宇ん鵲」と書いて、「まるぼうろう うんじゃく」
と読みます。皆さん、ぜひ覚えて下さいね!
ネタは「堀の内」。世の中にこんなお父さんは
おらんやろう・・・という人が主人公です。
ところがそれが違和感なく語られるところが
落語の面白さ。開口一番からよく笑って下さいました!

2番手は無眠です。
登場してお辞儀をしてるところですね。
この満面の笑みがお客様をホッとさせます。
なんせ、これから笑ってもらわなきゃあ
いけないんですからね!
ネタは「冷蔵庫哀詩」。桂小春団冶師匠作の新作です。
楽しげに写ってますが、よく笑っていただいて
心地よさ満点といった顔ですね(笑)
演者にこのような顔をさせる事ができるのは
ご来場くださいましたお客様!あなたです!

紋付袴に身を固めて出てまいりましたのは
仲トリの志ょ朝。消防士の彼は普段は
防護服にヘルメットなんですが・・・(笑)
ネタは「岸柳島」。以前にも書きましたが、
「がんりゅうじま」は通常は「巌流島」と書きますが、
落語ではなぜか「岸柳島」。なぜなんでしょうね〜。
2人のお侍さんのやりとりを野次馬が周りで
わぁわぁと好き勝手なことを言っているシーンですね。
この野次馬の表情!普段の仕事では野次馬を
追っ払う方なんですが・・・・

休憩も済みましたがもちろんほとんどのお客様は
席をお立ちになりません!本当にありがたい事です。
ネタは吉笑の「禁酒番屋」
お酒を飲む表情はその人となりによって
変わるものです。これはお侍さんが飲む
表情ですね。威厳を崩しちゃあいけないが
それでも酒の酔いは回ってくる・・・そんな表情です。

トリは砂九の「死神」です。
「死神」は江戸落語のみで、上方落語には
ありません。砂九自ら江戸落語の「死神」を
元にして上方落語に仕上げた一遍です。
落語はこんなのもありなんですね〜。
江戸気質、大阪気質というものがあるので
言葉を変えるだけでいいというものでは
ありませんが、砂九の「死神」はうまく
上方に移入できた例でしょう。
この目を見て下さい!砂九は表情ごとに目が違います。
表情に目は大事なんですね〜。目だけでも表情が
付けられるぐらいですから!この目がお客様を砂九落語に
引きずり込んでいきます。


次回は7月9日(日)午後2時開演です