平成18年10月14日(土) 午後5時開演
平成4年10月にこの大須演芸場で旗上げをしてから早くも14年が経ちました。
旗上げを記念して、毎年10月には大須演芸場をお借りして「顔見世大会」なるものを
行ってきましたが、今年で早や14回目(一昨年は演芸場をお借りすることができなかったので1回少ない)
毎年のプログラムを見ますと、その年の楽語の会の主な顔ぶれがわかるような気がします。
あたりまえではありますが、第一回の顔ぶれとは全く違うのが楽しく感じられます。
今年のプログラムも懐かしく思える日が来るのでしょうね〜。
さてさて、そんな感慨はさておき、今年の大須公演を紹介してまいります!!!
「転失気」 | 丸芳楼宇ん鵲 |
「紀州」 | 槍田家志ょ朝 |
「禁酒番屋」 | 笑皆亭吉笑 |
「強情灸」 | 道落亭かね平 |
「死神」 | 浪漫亭砂九 |
仲入り | |
「初天神」 | 若鯱亭笑天 |
「南京玉すだれ」 | すだれ乃たま |
「蛸芝居」 | 竜宮亭無眠 |
※フラッシュを使用せずに撮影しましたので、画質はかなり荒くなっております。ご了承ください。
今年は何があったのでしょう!!!開場1時間前にはお客様がお越しになり、あわてて開場を15分繰り上げた のですが、用意した80枚のパンフがあっという間になくなるといった状況。慌てて40部ほどコピーを追加 いたしました。一時的ではありますが、補助椅子まで出すことになるほどの満席。正確な数字はわかりませんが、 約140名のお客様にお越しいただいたようです。もちろん、楽語の会の大須公演では新記録です。 の本当にありがとうございました!!! 右の写真は慌しく受付けを務める吉笑とたま。え?その時、私(無眠)は何をしてたかって? の〜んびり写真を撮ってました(笑) |
ほぼ満席に近い状態での開演です。トップバッターは宇ん鵲。大須公演の初出演に選んだネタは お得意の「転失気」です。大須演芸場初出演っていうのはどんな気持ちなんでしょうね。 聞いておけばよかったな・・・。なんにせよ、満席というのは間違いなく心地のいいものです。 |
紋付袴もりりしく2番手に登場したのは志ょ朝で、演し物は「紀州」です。 八代将軍の座を争う尾州侯と紀州侯のお話です。 それだけに袴がよく似合いますね〜 |
3番手は吉笑。「禁酒番屋」でご機嫌をお伺い。 これだけの人数になると、やっぱりお酒ネタは一つはほしいものですね。 熱燗(あつかん)が恋しくなる季節にもうってつけです。 |
4番手はかね平の「強情灸」。最近、彼はこのネタをお得意としています。 仕草の多いネタが続きますが、強情灸特有の仕草の写真がないのが残念! 大きな舞台だけに、顔の表情など細やかなところをどれだけお客さんに 伝えられるかが難しいところです。舞台の大きさで落語も変わってくるのですね〜 |
仲トリは砂九の「死神」です。本来は上方にはないこのネタを、砂九風にアレンジして上方落語での上演です。 本人曰く、マクラのあたりはまだ舞い上がってたそうですが・・・ホント??? |
仲入りが終わりましてもほとんどお客様はお帰りではありませんでした。 ほぼ満席のままで後半戦に突入です! 6番手は笑天の「初天神」です。以前からよく演じているのですが、 最近はどんどん演出が変わってきています。 落語って、やっぱり生ものなんですね。 |
7番手はたまの南京玉すだれです。寄席に色物が入るとなんだか嬉し〜♪(笑) 客席がひっくり返らんばかりの大盛り上がり!お客様にも手伝っていただいての熱演でした〜 |
今年の大トリはやっぱりこの人でしょう!(・・・と、自分で書いててちょっぴり恥ずかしい・・・) 珍ネタ「蛸芝居」です。このネタは最初から最後まで、にぎやかにハメモノが入ります。 ハメモノとは落語の途中に効果音として入る三味線や太鼓の事なのですが、この日ばかりは さらに銅鑼(どら)やツケ(歌舞伎などで見栄を切る時になる、拍子木のようなもの)まで入ります。 演者よりもハメモノを担当した砂九や吉笑の方がかなり緊張してました(笑) |